一、体外受精がうまくいかない主な原因
体外受精とはその名のとおり、体外で卵子と精子を受精させる治療法です。
妻は、投薬により卵巣を刺激して卵胞が十分成熟したタイミングで卵子を採取します。採取した夫の精子と胚培養室で受精させて培養を行います。一般的に、胚盤胞まで成長した受精卵を妻の子宮に戻し(胚移植)、着床そして妊娠を目指します。
このように、体外受精は非常に高度な医療技術で費用は1回数十万円が必要とされます。これには、採卵のための投薬や検査、胚移植手術など一連にかかる費用が含まれており、使用する薬剤などの種類により個人差があります。保険適応となった場合15万円程度(神奈川県の場合)とされています。
このように、体外受精の費用は決して安くはありませんが、必ずしも一度で妊娠に至るわけではありません。
体外受精失敗の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?その背景にはいくつかの医学的要因があり、成功率に影響を及ぼします。
(一)治療開始年齢
もっとも大きな要因の一つが「年齢」です。加齢とともに卵子の数が減るだけでなく、卵子の質も低下します。加齢に伴い卵子の染色体異常が増えることが分かっています。このように、卵子の質の低下と妊娠成功率低下との関連は切り離すことができないのです。
(二)卵子・精子・胚の質
卵子や精子の質は、胚の発育や着床率に直結します。受精卵(胚)のグレードが低い場合は胚移植を行っても着床しにくく、妊娠まで至らないことがあります。また、精子側の運動率や形態異常も受精に影響を及ぼす場合があります。
(三)子宮環境
子宮の内膜が薄い場合、またポリープや内膜症、炎症など子宮の環境が整っていない状態では、良い質の卵子でできた良好胚を移植しても着床しにくくなります。子宮環境は、ホルモンバランスや血流、慢性炎症の有無など、複数の要素が関与しています。
二、体外受精に失敗した後の心理的調整
体外受精の治療は、通院回数が比較的多く費用も決して安くはありません。ご夫婦ともお仕事の調整が必要なこともあり、ご苦労されている方も少なくありません。奥さまは痛い注射などつらい採卵治療を頑張ってきたこともあり、治療がうまくいかなかったときの心理的なダメージは大きいものです。
ストレスコントロールは、妊娠しやすいからだづくりに不可欠。次に進むためには、まず心のケアがとても大切なのです。
(一)自分の感情を受け入れる
頑張ってトライした治療がうまくいかなかった時の喪失感や失望はきっと大きいでしょう。悲しみ、怒り、無力感……どんな感情も自然なものです。無理にポジティブになる必要はありません。まずは自分の感情をそのまま受け止めましょう。
(二)サポートしてくれる人を探す
家族やパートナー、友人、あるいはカウンセラーなど、自分を理解し支えてくれる存在とのつながりは、心の安定につながります。「一人ではない」という心強さは、気持ちを立て直すための強力なカギです。
(三)前向きな気持ちを保つ
難しい状況にいると、ついつい悪いほうに目が行きがちです。
しかし、小さな希望や前向きな視点を見つけることで、次の一歩を踏み出しやすくなることもあります。どんな小さなことでも「今日あった良かったこと」などに目を向けるように意識してみてはいかがでしょうか?
(四)パートナーとのコミュニケーション
パートナーとの対話も大切です。
治療に対する考え方、将来への不安などを共有することで、お互いの理解と信頼が深まります。
(五)自分を大切にする
治療に集中するあまり、不妊治療中はついつい自分自身を犠牲にしてしまいがち。しかし、休養を取ったり好きなことをしたり、自分を労わる時間もとても重要なのです。外の空気を吸ったり、ゆったりと自分「だけ」のために使える時間を作ってみてはいかがでしょうか?
三、体外受精に失敗したら・・次はどうする?
前に進むには、原因を見極めてより良いアプローチを考えることが重要です。
(一)専門医の診察を受ける
まずは、信頼できる専門医に再度相談しましょう。治療の経過を見直して、今後のための最適なステップを提案してもらえます。
(二)検査結果の分析
ホルモン値、卵子や胚の質、子宮の状態など、過去の治療データを細かく分析することで、失敗の原因が見えてくることがあります。主治医に相談してみましょう。必要に応じて追加検査を受けることも有効です。
(三)新たなプランを立てる
体外受精の成功率は100%ではないので、一度の失敗で決して諦める必要はありません。
台湾の111年人工生殖施行結果分析報告によると、体外受精による妊娠率23.1%とのこと。年齢が上がるにつれて、妊娠率が低下することが分かっています。医師と失敗の原因について話し合い、新たな選択肢を検討していきましょう。
1.現在の治療法の調整
投薬内容やタイミング、刺激方法の見直しにより、治療効果が改善することもあります。
2.その他の補助療法の導入
例として、漢方、鍼灸、栄養指導など、体質改善をサポートする方法を併用するケースも増えています。卵子や精子の質を高めることにもつながります。
3.卵子提供などの方法も検討
年齢による卵子の質の低下が考えられる場合、ご自身の卵子での治療が難しい場合、卵子提供という選択肢も視野に入れることができます。
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四、不妊治療で評判の高い台湾の医療機関
非常に高い妊娠成功率を誇るNUWA生殖医療センター
台湾は近年、アジアでも有数の不妊治療先進国として注目されています。欧米と並ぶトップクラスの医療の質を誇りながらも、費用は半分で済むのが魅力です。その中でも、NUWA生殖医療センターは、卓越した技術力と高い妊娠成功率を誇る医療機関として、日本人はもちろん世界中からのご夫婦に選ばれています。
NUWAでは、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療を提供しており、日本語対応も可能です。何度も体外受精をしてもうまくいかない方、新しい治療法を探している方にとって、非常に心強い選択肢となるでしょう。
体外受精において、失敗は決して終わりではなく、次に進むための貴重なステップです。
ご自身の体と心を大切にしながら、信頼できる医療機関とともに、新たな希望を見つけていきましょう。
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