現代の体外受精(IVF)において、凍結胚移植(Frozen Embryo Transfer, FET)は、妊娠成功率を高めるための重要な選択肢となっています。
良好な胚を凍結保存しておくことで最適なタイミングでの胚移植が可能。卵巣過剰刺激や子宮環境が整っていない時期を避けて移植を行えます。治療をよりフレキシブルに、そしてより安心して進められることがメリットです。
凍結胚移植とは?
過去の体外受精(IVF)で凍結保存しておいた胚を解凍し、女性の子宮に移植することで着床・妊娠を目指す治療法です。
この過程では排卵誘発の注射や採卵手術を再び行う必要がなく、身体的な負担を大幅に軽減できるのが大きな特徴です。
凍結胚移植に適したケース
✅体外受精(IVF)で良好な胚が複数得られた場合
✅着床前胚染色体検査(PGT-A/PGS)を行う必要がある場合
✅子宮内膜が薄い、出血があるなど、子宮環境が整っていない場合
✅卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を予防したい場合
✅妊娠のタイミングを調整したい場合(ライフプランに合わせて移植時期を決めたい・・など)
凍結胚移植の流れ:
Step 1:生理2~3日目|子宮内膜を厚くするためのホルモン剤の服用開始
ホルモン剤を用いて子宮内膜の厚さを調整し、着床に適した状態へと導きます。
Step 2:生理11~12日目|子宮内膜のチェック
クリニックで採血や経腟超音波検査を行い、子宮内膜の厚さが基準に達しているかを確認します。
結果に問題がなければ、胚移植の日程を決定します。
※海外在住の方も、この時期に一度台湾へお越しいただく必要があります。
Step 3:月経周期の14~20日目|胚移植を実施
胚の発育段階(D3またはD5など)を考慮したうえで適した日を設定し移植を実施します。この際、凍結保存されていた胚を解凍し、子宮に移植します。
凍結胚の保存および使用に関する制限:
胚の凍結保存期間は最長10年間と定められており、期間満了後は法令に基づき廃棄されます。ただし、ご夫婦双方の書面による同意がある場合は、保存期間の延長が可能です。
ご夫婦のいずれかが死亡、または離婚された場合、その凍結胚は法律に基づき廃棄され、使用することはできません。
凍結胚移植~よくあるご質問 Q&A
Q1:凍結胚で生まれた赤ちゃんの健康に影響はありますか?
現在のさまざまな研究によると、凍結胚から生まれたお子さまの発育や先天的な染色体異常のリスクは自然妊娠で生まれたお子さまと有意な差はないとされています。どうぞご安心ください。
Q2:凍結胚の着床成功率はどのくらいですか?
現在主流のガラス化凍結法は、安全性と安定性が非常に高く、解凍後の胚の生存率も良好です。
また、子宮内膜の状態に合わせて最適なタイミングで移植できるため、妊娠率が向上する傾向にあります。一部の研究では、凍結胚移植の妊娠率が新鮮胚移植を上回るケースも報告されています。
ご相談予約|あなたに最適なIVFプランをご提案します
お一人おひとりの体の状態や治療スケジュールは異なります。凍結胚移植のタイミングや進め方については、専門の生殖医師とご相談いただくことをおすすめします。
NUWA生殖医療センターでは、個別にカスタマイズしたIVFケアと凍結胚管理サービスをご提供。安心して赤ちゃんを迎えられるよう全力でサポートいたします。