卵管造影検査の目的
卵管造影検査(HSG)は、卵管の詰まりがないか、水腫や病変がないかを診断するために行います。また、子宮内に癒着や変形がないかも確認できます。
卵管造影検査のタイミング
卵管造影は、月経が終わった後〜排卵前の期間に実施します。推奨されるタイミングは、月経開始日から数えて7〜11日目です。
卵管造影検査の流れ
造影剤を子宮頸部から子宮内に注入し、X線撮影を行います。造影剤が子宮から両側卵管へ流れる様子を確認し、子宮の奇形や、卵管の水腫・閉塞の有無やその部位を診断します。
両側の卵管が通っている場合:
造影剤が子宮から左右両側の卵管へ流れていることが確認できます。
両側の卵管に水腫がある場合:
造影剤の広がり具合から、卵管の腫れの状態を観察します。
両側の卵管に詰まりがある場合:
造影剤が子宮腔内に逆流します。
NUWAの卵管造影検査 ― 5つの特長:
✓ ワンストップサービス
検査後すぐに結果説明を受けられるので、時間を大幅に節約できます。
✓ 医療器材は輸入純正ディスポーザブルのものを使用
無菌なので、交差感染のリスクを防ぎます。
✓ 医師が直接施術
優しさと専門性を兼ね備えた対応で、安心して受けていただけます。
✓ 低アレルギー性の造影剤を採用
アレルギー反応のリスクを軽減します。
✓ プライバシーに配慮した環境
卵管造影室には二重扉を設けており、プライバシーをしっかり守っています。
卵管造影に関するよくあるご質問(Q&A)
1. 子宮卵管造影検査は痛みがありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方は軽度で一時的な不快感を感じる程度です(下腹部に軽い鈍痛や張るような感覚があり、軽い生理痛に似ています)。
2. 子宮卵管造影検査にかかる時間はどのくらいですか?
検査全体はおおよそ30分程度で終了します。
3. 子宮卵管造影検査で気をつけることはありますか?
検査前にトイレを済ませて膀胱を空にしておくと、よりスムーズに検査が行えます。脱ぎ着しやすく、リラックスできる服装でお越しください。
4. 子宮卵管造影検査のあとに出血はありますか?
検査後に子宮頸部から少量の出血が見られることがあります。
医師がガーゼを用いて止血処置を行いますが、一部を膣外に残しておくので、ご自身で簡単に取り除けます(あらかじめナプキンとウェットティッシュをご準備いただくと安心です)。
5. 子宮卵管造影検査に副作用はありますか?
子宮卵管造影は非常に安全性の高い検査です。
ただし、卵管や骨盤の疾患がある方、または「ヨウ素」にアレルギーのある方は、事前に必ず医師にお伝えください。医師が個別に適切な判断を行います。
禾馨宜蘊生殖中心 詹欣雨醫師【生殖科醫師門診 常見備孕問題】