コラム

はじめての不妊症検査でよくある質問~子宮鏡とはどんな検査?卵管造影は痛い?

シェア

「不妊症検査」や「体外受精(IVF)治療」について、さまざまな疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
今回は不妊症の初診時によくいただく質問をご紹介。子宮鏡、卵管造影、卵子の凍結保存期間、そしてPGT-A(PGS)による産み分けが可能なのか・・などについてお答えします。


不孕症初診常見問題:子宮鏡是什麼?HSG 會痛嗎

「子宮鏡」とは?

子宮鏡とは、細い内視鏡を子宮腔内に挿入し、子宮内部の状態を観察する検査です。診断目的にも治療目的にも用いられます。
通常、超音波検査で何らかの異常が疑われる場合に行われ、以下のような状況があると子宮鏡検査を実施することがあります。
  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮筋腫
  • 着床前の評価
  • 流産を繰り返したことがある場合


「卵管造影」はとても痛い検査ですか?

卵管造影とは、子宮腔内に注入した造影剤が左右の卵管から流れ出るかどうかを確認する特殊なX線検査の一種です。これにより、卵管が通っているかどうか、自然妊娠が可能かどうかを判断します。

痛みの感じ方については個人差が大きいです。痛みに対する耐性は人それぞれで、まったく痛みを感じず、検査後すぐに仕事に行ける方もいれば、生理痛のような子宮の収縮感がある方もいます。強い痛みを感じる方もいますが、卵管が両側とも通っていない、または詰まっている場合のことが多く、子宮腔内の圧が高くなることで痛みを感じやすくなります。

そのような場合、私は患者さんにできるだけリラックスして、両脚に力を入れて閉じないようにお願いしています。これは簡単なことではないと分かっていますが、リラックスすることで骨盤内の筋肉も緩み、痛みを感じにくくなるからです。

卵子や胚胎はどのくらいの期間、凍結保存できる?

現在、卵子や胚胎はいずれも急速凍結法(ガラス化法)で、液体窒素の中に保存されています。この技術はすでに十分確立されたものであり、凍結した卵子や胚胎は10年以上にわたって保存しても問題ないとされています。

PGSで赤ちゃんの性別を選ぶことはできる?

PGS(PGT-A)による胚胎生検では、受精卵(胚)の染色体が正常かどうかを調べることができます。この技術により性別を判別すること自体は可能ですが、台湾では法律により性別選択は禁止されています。
何よりも大切なのは、健康な赤ちゃんを授かることだからです。

どのようなときに「生殖医療専門医」を受診すべき?

以下のいずれかに当てはまる場合は、医師への相談をおすすめします:
  1. できるだけ早い妊娠を希望している
  2. 不妊症の定義に該当する場合:35歳未満で1年間避妊せずに妊娠しない場合、35歳以上で半年間避妊せずに妊娠しない場合
  3. 特別な問題がある場合:月経が長期間不規則である、子宮内膜症がある、流産を2回以上経験しているなどの場合は、生殖医療専門医への受診が勧められます。

また、不妊の原因は男性側にあることもあります。例えば、精巣の外傷歴がある、化学療法を受けたことがある、鼠径ヘルニアの手術歴がある場合などです。よく見られるのは、精子数が少ない、または精子の運動率が低いといった問題ですが、これらは生殖医療専門科で検査を受けて初めて分かります。

生殖医療専門医が必要な検査を行い、現在の妊孕力を評価したうえで、あなたに最も適した妊娠準備の方法を提案します。





筆者
NUWA生殖医療センター 詹欣雨(ジャン・シンユ) 医師

専門分野:
不妊症、生殖保存(卵子凍結・胚凍結・精子凍結)、体外受精(IVF)、人工授精、子宮鏡検査、早発閉経、多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、反復流産。



WEB予約

今すぐ相談